コロナ後遺症?

コロナ休養から開けて少しずつ経緯が明らかになってきた。

病院に病原体を持ち込んだ入院患者は特定されている。

私はその患者から感染した。

私と同日に陽性となった患者は同室に5名で他室からは出なかった。

その翌日に陽性は25人に増え、個室・多床室関係なく陽性患者が増えていた。

現在、1日に2~3人が陰性となり、1人が陽性に……という状態。

減りつつもゼロまでの道のりにはまだ時間がかかりそうだ。

病原体を持ち込んだ患者のその後は、と言うと、実はまだ検査をする度に陽性反応が出ており、陰性になっていない。

熱も37.5℃くらいが毎日続いており、個室から出られない状態が続いている。

私も筋力低下は昨日のブログに上げている通り、想像以上に大きかった。

そして未だに日々、場所を変えては筋肉痛が繰り返されているのだが、この患者は元々普通に歩けていたが、今や立ち上がるとふらついて、室内のトイレまで伝い歩かないと倒れそうだと話している。

SpO2は95%程度で安静時は息苦しさもなく、ただ時折頭痛がしんどいと訴えている。

これらはコロナの後遺障害である。

一旦肺炎となった肺はすぐには回復しないし、体力は動かなければ低下の一途で、強いては体も思うようには動かなくなる。

コロナは陰性になったら終わりという単純なものでは無い。

その後の人生を左右するような病気だと改めて認識する。

世間は日曜日。今日も平和に見える。

この感覚は以前に経験したことがある気がする。

自分のことがまるで他人事のように感じてしまう。

怪我をして血を流しても、痛いとは感じず、あ、血が出てる、と思うだけ……乖離性障害。離人症である。

私は一時的にこの精神障害を患ったことがある。

健忘に陥り、記憶のない数時間から数日間をすごした。

もし、これが再発したとなれば、原因となるストレスはコロナである。

コロナは血管を傷害する。

身体中の血管のどこが損傷されているのかは見えない。

そのことから播種性血管内凝固症候群などが新たに問題となっているのはご存知だろうと思う。

10代、基礎疾患なし、男性、コロナで死亡……このニュースである。

播種性血管内凝固症候群とは、血管内のあらゆる場所でカサブタができ、血管内では血栓と呼ばれる物体となる。

それらは詰まったりして酸素不足や栄養運搬を妨げるだけでなく、相反して血栓を溶かそうとする物質も増えるため、出血も起こりやすくなる。

これが脳で起きていたとしたら、症状が出たのはこのせいかも?とふと考えた。

急性期のコロナの治療にいくらかかるか、ご存知だろうか。

公費負担になるとはいえ、1人あたり50万円とも言われる金額が必要となる。

後遺症には更に各症状に応じた医療費がかかる。

既に難病レベルの金額がかかることも想定される。

借金大国には大きな問題である。

そんなことを考えながら夜勤を終えて自宅へ戻った。

明日は、緊急出勤の電話がかかってこないといいな……